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流 星 群

日々の笑顔、時々涙あり?凡々な日々を綴るブログです

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2006.07.26 Wed 20:45
勢いで書いた夢。
なんだかしっちゃかめっちゃかで痛々しい…;

ジャンルは『太陽ノ光月ノ影』、相手は一輝くんです。
ん~ホントはいとこ同士なんでギリギリセーフな気もするんですが
でも終始「姉ちゃん、姉ちゃん」言ってるんでいちおご注意をば。





*ヒロイン名・藤原美希(ふじわら みき)



犯した罪は大きすぎて

贖うことは一生できないだろう

それでも

もしも神様ってやつが本当にいたとしても

俺はお前になんて一生謝らねえから

だってそうだろ?

あんたのせいで

あんたなんかのせいで


俺も姉ちゃんも、ただひとつの願いを叶えたいだけなのに










『願う先の夢の彼方』










「かずきぃ…」


胸に直接響いてきたその声は、夢の中でふらついていた意識をいとも簡単に現実へ引き戻す。
窓から零れる月の光が、意外にも目をちかちかさせる。
あ、今日って満月だったっけ。
部活帰りに見たまんまるな月をぼんやり頭に浮かべながら、ふと、顎の部分でごそごそと何かが動いていることに気付く。


「姉ちゃん…」


やわらかい頬っぺたを俺の胸に押し付けて、小さな寝息をたてているその存在…
思わず、顔がにやけた。
だって姉ちゃん、すんげえ寝顔可愛い。

……そういえば俺、姉ちゃんの寝顔見るのって初めてだ。
いつだって先に起きるのは姉ちゃん、ちょっかいされて無理やり起こされんのは俺、なんだよな。

――――起きてる時より子供っぽいカオしてんだなー…
結構睫毛長いし、何か頬っぺただけ少し赤くなってるし。
それに……何でだろ。
月の光で照らされた姉ちゃんの身体、何かいつもより白くて綺麗だ…。


「……っ…ヤバ…」


直接肌に伝わってくる温もりと胸に掛かる吐息を意識したら、みるみる顔が真っ赤になる。


「…っ、姉ちゃんの、馬鹿」


結局寝てても起きてても姉ちゃんは姉ちゃんだ。
俺を俺じゃなくさせて、姉ちゃん以外のことを考えられなくさせて…
完璧にまたペースを乗せられてることが悔しくて、俺はぎゅうっと力一杯姉ちゃんを抱きしめた。


「…ぅ~」


微かな呻き声をこぼして、首を動かしてきた姉ちゃん。
それでもやっぱり起きずにすやすや眠ってる。そんなに疲れてンのか?

…つうかさ。耳元でそんな声出されたら余計おかしくなるんだよ。
ふわりと鼻を掠める姉ちゃんの匂い。
それだけでもう頭がくらくらすんのに。


「………み、き」


気が付いたら、その名前を呟いていて。
言葉に出した途端、胸が詰まりそうだった。
こんなに近くにいるのに。
こんなに大好きで仕方ないのに。
俺たちは夜しか触れ合って愛し合うことを許されない。
夜が明けて太陽がまた昇り始めたら、「姉弟」という名の鎖に繋がれてしまう。


……何で、俺たちが姉弟なんだよ。
どうして父さんは姉ちゃんのこと引き取ったりなんかしたんだよ。
何で姉ちゃんの本当の両親が死ななきゃいけなかったんだよ。
何で、どうして、何で…


「美希」

「…ぅ、ん」

「美希…っ」


何度も何度もその名前を紡いで、顔中に口付けを落とす。
俺のものだ。
身体も、心も、みんなみんな。
俺の、俺だけの姉ちゃん。
離すもんか、ぜったい。
誰から咎められようと
誰から蔑まされようと
俺の気持ちは変わらない。



姉ちゃんが、大好きだ…



「かず、き?」

「あ…」


さすがにしつこくて気付いたのか、姉ちゃんがうっすらと目を開けた。
まだ意識がぼんやりとしているのか、視線がふよふよと天井を泳いでるみたいだ。
さっきの……聞こえてたのかな?
そう考えると急に今自分のしていたことが恥ずかしくなって、顔が真っ赤になった。
ホント、情けねえ…


「夢…かな」

「え?」


不意に耳に入ってきた独り言のような問いかけに、俺は伏せていた顔を起こして姉ちゃんを見た。
姉ちゃんは困ったように苦笑しながら、頭を俺の胸に擦り付けてきた。


「姉…ちゃん?」

「一輝が、私の名前を呼んでくれた夢」

「…っ」


手を繋いでね、一緒に登校するのよ。
みんなに「バカップルが来たぞ~」なんか冷やかされて。
あんた、「うっせーよ!」とか言いながら絶対私の手を離さないの。
それでわざわざ私の教室まで行ってくれて、廊下で放課後何時に待ち合わせか約束するの。
あんたは「忘れんなよ」って。
放課後は駅前でデートして、クレープ一緒に食べて。
帰り道、キスしてって言ったら少し顔赤くしながら掠め取るような口付けをしてくれた。
そうしてあんたは「美希」って呼んで、ぎゅって抱きしめてくれるの。


「馬鹿みたいでしょ?どれも叶いっこないのにね…」

「姉ちゃん…」

「でも、いい夢だった……だって私と一輝、夢の中ですっごい幸せそうだったもん」


って、今も幸せなんだけどさ。
そう言ってはにかむように笑ってみせる姉ちゃんが、堪らなく愛しくて。
人前で手を繋ぐことすら許されない俺たち…
「恋人」である前に「姉弟」という大きすぎる壁があるということ…
例えようのない感情が、胸を通り過ぎては戻ってくる。

姉ちゃん……本当に俺なんかで、幸せなのかよ?


「ねえ、一輝」

「…なに?」

「私の名前……呼んでよ」


突然の頼みに戸惑いながら、俺は少し気まずかったけど姉ちゃんの名前を呼んだ。


「……美希」

「もっと」

「美希」

「もっと、もっとよ」

「美希、美希」

「……一輝」


大好き。


耳元で囁かれたその言葉が、少しだけ震えてる気がして。


「美希!」


ただ俺は、腕の中のこの人を強く強く抱きしめることしか、今はできなかった…。





いっそのこと、どこか遠くへ逃げてしまおうか。
誰にも何にも邪魔されることのない遠い遠いどこかへ。
「姉弟」という枷から解放される場所なんてどこにもないかもしれない。
それでも俺たちは、たった一つ叶えばそれだけでいいんだ。


陽の当たる空の下
笑いながら人前でも手を繋げることができたなら


ただ、それだけで充分なんだよ




...end



******************************************************
てことで突発一輝くんSSでした~^^
一人称って書きなれてないから難しいわ…;
これは一輝のBESTエンディングじゃない、もう一つの方のエンディング後のほうがしっくりきますね。
なんとなあく暗すぎる気もしますガ;
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